整形外科

外来担当医

整形外科の専門外来(専門以外の一般の診察も受け付けてます。)

午前 肩関節外科
安井 謙二

(第1・3・5)
脊椎外科
脊髄外科

和田 圭司
手外科
寺山 恭史
     関節外科
スポーツ外来

斉藤 力
(第2・4)
 
午後 手外科
寺山 恭史

地域医療に対する理念

何でも気軽に相談できる家庭医としての役割と、地域で高度先進医療の知識と技術を提供する役割の両方ができる整形外科を目指しています。 近隣の医院などから紹介、来院された患者様には、治療のめどが立ち次第、再び元の先生のところで診ていただけるよう、配慮いたしております。
当科は、東京女子医科大学 整形外科学教室の関連施設です。患者様の疾患や合併症の有無によっては、「患者様にとって最も適切な治療は何か」を一番に考え大学病院と連携し対処いたします。

主な診療項目

骨・関節・筋肉・神経(運動器)に関する疾患すべてを扱っています。 具体的には、首・腰の痛み、手足のしびれなどの脊椎疾患、膝関節や足関節・股関節・肩関節の痛みや動きの悪さなどの関節疾患、交通事故、転倒などによる外傷や骨折、スポーツ障害など、我々整形外科医が扱っている疾患は多岐にわたります。

  • 骨粗しょう症は、東京女子医科大学 骨代謝班と連携し、治療方針を立てています。
  • 関節リウマチは、自治医科大学大宮医療センター 膠原病リウマチ科の地域連携会の一員として、連携しながら治療を行っています。

いずれの疾患に対しても、真摯に診察にあたるとともに、患者様ひとりひとりに応じたテーラーメイド治療を提供します。

<手術実績>

 2018年度  452件
上肢外科(肩・肘・手) 207件
下肢外科(股・膝・足) 171件
脊椎外科(頚椎・胸椎・腰椎) 57件
その他 (鎖骨など) 17件
関節手術(関節鏡・人工関節・関節形成術) 102件
神経手術 25件
腱の手術 33件
腫瘍手術 1件

特殊外来のお知らせ

専門医としての資格を持っている、あるいは大学の専門グループのメンバーとして診療に携わっている医師が、診察にあたっています。

手外科

【担当医】 寺山 恭史

<手外科とは>

日常生活での手の使用頻度は高く、ちょっとした手の機能障害によっても不便な生活を強いられることになります。手という器官は繊細かつダイナミックな運動器官であり、また鋭敏な感覚器官です。手には多数の小さな組織が独特の構造をなしており、これにより手指の繊細な動きを可能としています。手外科はこの独特の構造、機能を理解し、専門に扱う分野です。

担当する主な疾患

手・手関節の疾患、肘関節の疾患
手根管症候群 肘部管症候群 バネ指 ドケルバン病 ヘバーデン結節 ブシャール結節 ガングリオン マレット変形 橈骨遠位端骨折 舟状骨骨折 骨折偽関節 手関節変形 屈筋腱損傷 母指CM関節症 母指MP関節靭帯損傷 キーンベック病 リウマチによる手の障害 (手関節症 伸筋腱断裂 手指変形) デュピュイトラン拘縮 肘内障 テニス肘 ゴルフ肘 野球肘  変形性肘関節症

<<手根管症候>>

手根管症候群は神経の通り道が狭くなったりする事で神経が障害される絞扼性神経障害のなかでも最も頻度が高く約4%の人がかかると言われています。
<症状>
手根管症候群は手の痺れを主訴とした病気です。この病気による痺れの範囲は親指から環指までであり、小指がしびれることは通常ありません。また朝に痺れが強くなったり、物を持っていると痺れが増したりすることもあります。病状の悪化に伴い、痺れの頻度や程度が増し、痺れの持続時間が長くなり、さらに放っておくと指の感覚低下をきたし、指の動きが悪くなり、箸が使いづらくなったり、物をつまみづらくなったりします。
<病態>
手首の付近に手根管という骨と靭帯に囲まれた部分があります、この部分は生理的に狭い部分であるため、ここを通り抜ける神経が圧迫をうけて障害され、病気が発症します。外来では痺れの範囲や簡単なテストでおおよその診断がつきます。確定診断には電気速度検査や、画像検査を用います。
<治療>
治療は、手の使用頻度を減らし、手関節の装具の着用で改善する方もいます。痺れ症状の強い方には注射療法を検討することもあります。安静や注射で改善が得られない方や、指の運動麻痺が進行する方には手術療法をお勧めしています。それは、強い病状を長期間放置すると、その後に治療をしても指の運動麻痺や感覚の障害が十分回復しなくなってしまうことがあるからです。
手術は手のひらの根元を切開し、神経を圧迫している靭帯(横手根靭帯)を切開して、神経の圧迫をとりのぞくことで、神経の回復する環境を作ります。
当院では希望によりより低侵襲な内視鏡的手根管解放術を行っております。
手のしびれで困っている方はご相談ください。

手根管症候群でしびれる手の範囲

内視鏡で見た横手根靭帯(上方)

内視鏡的手根管解放術

<<肘部管症候群>>

肘部管症候群では肘の内側を通る尺骨神経が、肘の曲げ伸ばしに伴う牽引ストレスにより障害を受けて発症します。絞扼性神経障害のなかでも手根管症候群の次に多い障害と言われています。
<症状>
肘部管症候群も手根管症候群同様に手の痺れを主訴とした病気です。この病気による痺れの範囲は小指と環指です。朝に痺れが強くなったり、肘を曲げていると痺れが増したりすることもあります。こちらも病状の悪化に伴い、指の感覚低下をきたしたり、指の動きが悪くなり、箸が使いづらくなったり、握力が低下したりします。
<病態>
肘の内側に尺骨神経溝という骨の溝があり、ここを通り抜けた尺骨神経が靭帯により骨に固定されている肘部管という部分があります、肘の屈曲により肘部管は狭くなるうえに、尺骨神経が手の方に引っ張られるため、神経が牽引と圧迫をうけて障害され、病気が発症します。肘の変形に伴う場合もありますが、変形のない人にも発症します。外来では痺れの範囲や簡単なテストでおおよその診断がつきますが、確定診断には電気速度検査や、画像検査を用います。
<治療>
治療は、肘の屈曲をなるべく避ける等をして尺骨神経への負担を減らすことです。症状の改善が得られない方、指の運動麻痺が進行する方には手術療法をお勧めしています。手術では神経を圧迫している靭帯(オズボーン靭帯)を切開して、神経の圧迫をとりのぞくことで、神経の回復する環境を作ります。神経の走行を変える必要がある場合があります。

<<母指CM関節症>>

<症状>
物をつまんだり、掴んだり、ひねったりするときに強い力をかけると親指の付け根が痛み、力が入れられなくなります。しばらく手を使わないと症状は改善しますが、また力を入れたときに痛みが出るということを繰り返します。また、炎症の持続により軽微な打撲などの刺激も激痛を感じることもあります。
<病態>
親指は5本の指の中で日常生活において最も使用頻度の多い指です。そして母指の根元の関節であるCM関節には物を掴んだときにその10倍程度の負荷がかかると言われています。繰り返しの負担で関節軟骨の摩耗により炎症が起こると関節が腫脹し、痛みを生じます。これがCM関節症です。進行すると関節の骨が変形し、骨を安定させている靭帯の緩みを生じ、CM関節が亜脱臼していきます。その結果手が開きづらくなり、手の使用が困難になります。

日本手外科学会:パンフレットより

<治療>
母指の使いすぎに気をつけること。特にCM関節の負担を減らすために指の根元を固定する装具を使用します。消炎鎮痛薬や注射療法を併用することもあります。病状が進行し、装具等による安定化では十分な除痛が得られない方には、手術療法の適応があります。手術は関節の炎症を減らす滑膜切除術の他、関節を固定することで、痛みを生じにくくする関節固定術と、関節の骨を一部形成し、腱のバランスを調整する関節形成術があります。病状や手の使い方により、どの手術法が適しているかが変わるため、患者さんのニーズにより手術方法を検討します。

<<指先の損傷: マレットフィンガー>>

「突き指」は日常よくある怪我で、誰もが経験したことがあると思います。
しかし、突き指の中には骨折や腱断裂を伴う重症のものもあり、放置すると指の進展障害が後遺症として残ってしまうことがあります。

<<骨性マレットフィンガー>>

指の先端の骨である末節骨の根元に骨折を生じます。指を伸ばす腱に引っ張られて骨折部はずれてしまい、骨折した骨どうしが離れてしまうと、骨折は治らなくなってしまいます。
<治療>
指を伸ばすことで骨折部がいい形で安定すれば、伸ばした状態のまま6週間程の固定で骨癒合が得られます。一時的に指先の関節が硬くなり、曲げづらくなりますが、徐々に改善することが多いです。
<治療>
指先を伸ばした状態で固定し、6週間程で損傷部分が修復されますが、腱の若干のゆるさが残ることもあります。

<<デュプイトレン拘縮>>

手のひらの皮下に広がる腱膜という組織が異常に増殖、肥厚することで柔軟性が失われます。また、この異常腱膜は短く固まる傾向にあるため、徐々に手が開きづらくなります。病気が指1本に限局することもありますが、複数の隣り合った指に発症することもあります。手が開かなくなるため、ズボンのポケットに手が入りづらい、洗顔時鼻に指が入りそうになる、合掌して拝むことが出来ないなど、日常生活に支障をきたします。
<治療>
・腱膜切除:手のひらに切開を行い、皮下の異常腱膜を切除します。
・経皮的腱膜切離:麻酔下に針を用いて異常腱膜を数カ所にわたり分断します、基本的には出血も微量で、
 日帰り手術で行えるうえ、針の傷は数日で治癒するので、早期に手を使用することができます。
・コラゲナーゼ注射療法:異常腱膜にコラーゲンを分解する酵素であるコラゲナーゼを注射します。
 注射後24時間で腱膜が柔らかくなったところで指を伸ばすことで腱膜を引き離すことにより、
 指の拘縮を解除します。

脊椎・脊髄外科

【担当医】 和田 圭司

手足がしびれる。歩いているとあしが重くなる・しびれてくる。おしりから足先まで痛みが走る。力が入らない。ふらつくなどの症状がある人は、脊髄や馬尾という背骨の病気かもしれません。
東京女子医科大学で実際に診療にあたっている専門医が診療にあたります。

担当する主な疾患

椎間板ヘルニア(頸椎、腰椎)、腰部脊柱管狭窄症、腰椎後側弯変形、頸椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、腰椎すべり症、腰椎分離症、化膿性脊椎炎、転移性脊椎腫瘍、関節リウマチに伴う脊椎病変、長期透析を受けられている方の脊椎症(破壊性脊椎関節症)。

実際に行なっている主な手術

前方および後方固定術(頸椎、胸椎、腰椎)、instrumentation併用固定術(下記のMIStも含む)、内視鏡下椎間板摘出術、頸椎椎弓形成術椎弓切除術、バルーン・カイホプラスティーなど。
*難易度が高く当院での手術が難しい場合は東京女子医大病院で手術を行います。

MISt

MISt (ミスト)とはMinimally Invasive spine Stabilizationの略で最小侵襲脊椎安定術を意味します。本手術は従来であれば大きな創で設置していたインプラントを、小さい皮膚切開で設置する新しい方法です。術中、術後出血量が少なく術後早期のリハビリが可能です。
当院では適応があれば可能な限りMIStで脊椎固定術を行っています。

内視鏡下脊椎手術(内視鏡下椎間板摘出術、内視鏡下椎弓切除術)

本手技は小侵襲手術の一部として考えられております。傷口は2cm前後で、3-5日の入院の見込みです。従来の椎間板摘出術や椎弓切除術と異なり、背中の筋肉を大きく切る必要がないため術後の痛みや感染のリスクが少なく、入院期間が短いのが特徴です。MED(Micro Endoscopic Discectomy)は内視鏡下椎間板摘出術といって主に腰椎椎間板ヘルニアに対する手術方法です。
またMEL(Micro Endoscopic Laminectomy)は内視鏡下椎弓切除術といって主に腰部脊柱管狭窄症に対して行われる手術です。本手術の適応があれば行っております。

膝関節外科

【担当医】 斉藤 力

イスから立ち上がる時に膝が痛む・階段の上り下りで膝が痛む・正座ができない・寝返りをする時に、痛みで目が覚めてしまうなどの症状がある人は、膝関節の軟骨がすり減ってしまっている病気かもしれません。
東京女子医科大学病院で実際に診療にあたっている専門医が診療いたします。

担当する主な疾患

変形性膝関節症、膝前十字靭帯損傷、膝半月板損傷、膝軟骨損傷、反復性膝蓋骨脱臼など。

実際に行っている主な手術

人工膝関節全置換術、人工膝関節片側置換術、高位脛骨骨切り術、関節鏡下前十字靭帯再建術、関節鏡下半月板切除術、関節鏡下半月板再建術

肩関節外科

【担当医】 安井 謙二

<肩関節外科とは>

日常生活で何気なく使っている肩ですが、痛みや動きの制限が生じると非常に不便です。
肩関節は近年診断技術が格段に進歩しています。当院でもMRIや超音波などを用いて、肩疾患の診断に力を入れています。また当院では関節鏡視下手術などの低侵襲手術も行っています。肩の痛み、動かしづらさでお困りの際にはぜひ御来院ください。

担当する主な疾患

加齢や外傷などで生じる腱板断裂や反復性肩関節脱臼、いわゆる五十肩や石灰性腱板炎、肩関節拘縮、投球障害肩

私たちは先進医療にも、積極的に取り組んでいます

2011年1月に、日本で保険適応になった術式です。 発性骨粗鬆症による1椎体の圧迫骨折で、コルセット装着など十分に保存的治療を行っていても痛みが改善されない(少なくとも2か月以上)方が対象になっています。
また、2011年12月からは、多発性骨髄腫、転移性骨腫瘍による3椎体までの痛みのある圧迫骨折で既存治療により痛みが取れない人も対象になりました。
本手技は、十分な脊椎外科医としての臨床経験と、実習を受け認定を受けた医師だけができるものです。

背骨(椎体)が骨折し、つぶれています。 コルセットをつけて十分に治療をしても痛みが取れない場合、 治療の対象になります。

風船(バルーン)を膨らましてつぶれた椎体の形を整えます。

傷は背中に5mmほどのものが2つつくだけです。

椎体に隙間を作り、セメントを充填します。
術後しばらくの間はコルセットを装着します。骨粗鬆症の治療を同時に行うことも重要です。 背骨(椎体)の圧迫骨折を起こした人すべてに適応があるわけではありませんので、担当医にご相談ください。

スタッフ紹介

医師名
寺山恭史
専門分野
手外科
上肢外科
略歴・資格
福井医科大学
日本手外科学会 手外科専門医
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
厚生労働省認定臨床研修指導医
東京女子医科大学助教
 

医師名
北村 類
専門分野
脊椎外科
略歴・資格
旭川医科大学卒業
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定リハビリテーション医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
ICLSインストラクター
 

医師名
長田 義憲
専門分野
整形外科一般
外傷一般
略歴・資格
日本整形外科学会 学会員
 

医師名
斎藤 力
専門分野
膝関節外科
略歴・資格
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
厚生労働省認定臨床研修指導医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
 

医師名
和田 圭司
専門分野
脊椎外科
略歴・資格
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医
脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄指導医
東京女子医科大学 准教授
 

医師名
安井謙二
専門分野
肩関節外科
略歴・資格
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
日本整形外科学会 スポーツ認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
 

医師名
伊藤 淳哉
専門分野
外傷一般
略歴・資格
日本整形外科学会 専門医
 

医師名
西 英治
専門分野
外傷一般
略歴・資格
日本整形外科学会 専門医
 

医師名
國分 将道
専門分野
膝関節外科
スポーツ医学
略歴・資格
獨協医科大学卒業
日本整形外科学会 専門医
日本体育協会スポーツドクター
 

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