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病院長ご挨拶

病院長ご挨拶

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病院長 風間 博正

立秋の候、皆様ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
また、平素より当院の運営にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、私議、この度8月1日をもちまして蓮田病院の病院長を拝命いたしました風間 博正と申します。
故郷の地 蓮田で、医療体制の向上に精一杯寄与したいと考えております。
当院は「思いやりのあるやさしい医療」「最新の高度医療」を理念に掲げ、急性期から慢性期まで、切れ目のない医療、つなぎ目のない看護の提供を目指してまいりました。
地域包括ケアを充分に取入れて地域完結型医療を強化し、患者様一人ひとりに寄り添った医療を実践しています。

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特徴

当院は開院から37年、理念のひとつである「思いやりのあるやさしい医療」を念頭に地域の人々の健康を支えてまいりました。入院医療では、「急性期病床」「地域包括ケア病床」「療養病床」を併せ持つケアミックス型病院となっており、患者様の状態やニーズに合わせて幅広い医療提供が可能です。
一方、患者様それぞれのライフプランに合わせた「在宅復帰」「自宅復帰」等の退院支援にも地域医療連携スタッフを中心に多職種協働し取り組んでいます。
医療連携の場面では、自治医科大学附属さいたま医療センター、日本医科大学付属病院、埼玉医科大学病院などの高度急性期病院との病病連携、近隣のクリニックの先生方との病診連携を密に行ない、地域完結型のシステム構築に努めております。

取組み

もうひとつの理念である「最新の高度医療」を一環として5つの取組みをご紹介いたします。

  • 内科における内視鏡治療および
    IBD(炎症性腸疾患)治療


    ※ IBD →
    特に潰瘍性大腸炎、クローン病

  • 外科における様々な手術の展開

    膵頭十二指腸切除術
    腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
    腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術
    腹腔鏡下胆嚢摘出 など

  • 血液内科における
    悪性腫瘍への化学療法

  • 医科と連携し、
    周術期・回復期における
    口腔ケアの実施

    脱水と低栄養を回避した誤嚥性肺炎予防のための口腔衛生等管理を外来・病棟・訪問で推進していく

  • 整形外科における部位別の
    各エキスパートドクターによる手術

    手外科 足の外科 
    膝関節・肩関節外科 
    脊椎外科

患者様やそのご家族が、病気を治療するだけでなく、
安心して快適な暮らしを維持できるよう
職員一丸となって取り組んでおります。

特に力を入れていること

私の専門は消化器内科で、中でも潰瘍性大腸炎クローン病といった炎症性腸疾患=IBDの診療に力を入れています。IBDははっきりとした原因は不明で、免疫異常やストレスが原因と考えられ、年々増加傾向にあります。現在、潰瘍性大腸炎は約36万人、クローン病は約9万人ほどと言われています。
活動期(炎症が増加する状態)寛解期(炎症が落ち着く状態)を繰り返すのが特徴です。
活動期には、血便 下痢 腹痛 発熱などの症状が出現します。活動期・寛解期のどちらも指定難病疾患 のため、専門の薬剤による治療や処置が必要となります。
IBD疾患には、明確な治療方法はなく、毎年厚労省の治療指針を基に各病院で治療されています。
2025年6月、増加するIBD患者様の救いになるよう、私は蓮田病院にIBDセンターを立ち上げました。
当院では最新の生物学的製剤(最も有効性の高いエビデンスを有している薬剤を導入)や、腸管粘膜に有害な炎症を引き起こす顆粒球を除去する顆粒吸着療法(GMA療法)/5-ASA製剤等を中心とした独自の治療ストラテジーにてスタッフ一丸で治療に取組み寛解導入率・寛解維持率は高水準を維持しております。

顆粒吸着療法の治療件数
「全国3位 北日本1位」を目標に
日々精進いたします!

得意とする内視鏡治療

【肝・胆・膵に対するERCP関連の検査と治療】

症例のほとんどが高齢の総胆管結石や悪性胆道閉塞であり、砕石、排石治療、ステントを留置する治療

【消化管出血に対する治療】

APCやクリップなどを用いた止血

【大腸癌・食道癌などの消化管閉塞に対する治療】

ステントを留置する治療

最後に・・・

医療を必要とするさまざまな患者様に「断らない救急医療」「いつでも対応できる地域連携」を軸として「安心」「信頼」「誠実」な蓮田病院で在り続けるために、スタッフが一丸となり邁進していく所存です。
引き続き、ご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

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数年後には改築し、
地域最大の医療センターを
目指します!
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  • 経歴
    • 蓮田市立黒浜西小学校(1期生)
    • 埼玉県立浦和高等学校卒業(38期生)
    • 岩手医科大学医学部卒業
    • 岩手医科大学第一内科(消化器内科)入局 同大学院入学
    • 2001年
      東大宮総合病院(現 彩の国東大宮メディカルセンター)内科部長 消化器内視鏡センター長
    • 2008年
      東大宮総合病院(現 彩の国東大宮メディカルセンター)副院長 臨床研修センター長
    • 2018年
      指扇病院 病院長
    • 2025年6月
      蓮田病院 入職 IBDセンター長
    • 2025年8月
      蓮田病院 病院長 現在に至る
  • 資格
    • 医学博士
    • 日本内視鏡学会指導医
    • JSIBD(日本炎症性腸疾患学会)
      専門医
    • 日本消化器病学会専門医
    • 日本内科学会指導医

当院は今後さらなる医療の発展のため、ソフト面の整備の充実をはかり、
当院の設立の原点である「思いやりのあるやさしい医療」と「最新の高度医療」の実現に向けて努力を続けていきます。

急患は、24時間365日
受付しております。

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